第180回「やすらぎ修行会」プチ法話 2026/5/21
「昭和には当たり前であったもの」というテーマでひとしきり盛り上がりました。黒電話、ポケベル、赤チン、電車の吸殻入れ、ナウい、ミーハー、月賦、一気飲み、30分前集合…。物や言葉、考え方、習慣などなど時を経て大きく変りましたね。これからもまた変わっていくのでしょう。 我が心身も同様、昔の写真を見ると、体型や顔かたちも変わりましたし、もちろん中身も。それではこの変化はいつ起きたのか?それはいつとも定め難い。常に変わっていると考えざるを得ません。 すべてのものが常に移り行くことを「諸行無常」といいます。「無常」の語に、負の色合いが付いているように感じがちなのは「失うこと」「壊れること」に不安を抱くからでしょう。人間関係、地位、財産、評価など、「無常」なのにもかかわらず執着してしまうため、人生は悩みに満ちているのです。 それでは 「無常」の世を、よりよく生きるためのヒントとか何なのか。変わっていくものを「変わってはいけない」と握りしめることで執着はより強くなっていき、痛みもより強くなっていく。それぞれが握りしめている力を緩めてみる。まず自身の心を観察すること、何にこだわっているのかを知ることがスタートです。 ひとつひとつの呼吸を意識してゆっくり歩いてみましょう。食事の際、目をつぶって味をさぐってみましょう。一瞬一瞬をいとおしむように生きれば、日常の中にキラリと光る宝が見つかるかもしれません。