第177回「やすらぎ修行会」プチ法話 2026/2/21

   山の中は、地形や標高、周囲の樹木の状況などで、電波が届きにくい。生徒と山登りをしていると、休憩の度にスマホを取り出しては、電波のマークが1本とか3本とか、ドコモが一番山に向いているなどワイワイ話していました。山に来ていても、スマホの呪縛からは逃れられません。

  とある大学の先生がこんな課題を出したそう。「僧侶のごとく静かな時間を」というもの。一日中何の予定も入れず、スマホの電源を切って、「静かに時を過ごし」、気がついたこと、感じたこと、考えたことをその都度日記に記し、最後に経験全体に対する感想とともに提出するというもの。普段落ち着かない暮らしをしている私は、「僧侶のように」という記載を見てちょっと恥ずかしくなりました。

 寄せられた感想には、初めは「急に時間がぽかんと空いたように感じた」「何をしたらよいか分からなかった」けれど、馴れるに従い妙な開放感を覚えたという学生が何人もいたそう。久しぶりに小説を手にしたり、近所を散歩し新たな発見をした人。鳥の鳴き声を耳にして感動したという人も。

 歩いているとき、電車に乗っているとき、友達といるときも、いつもスマホ通して、動画を見たり、ゲームをしたり、音楽を聴いたり…スマホを手放すといろいろなコトやモノが目に耳に入ってくるのです。

 ただし、24時間が経ちスマホの電源を入れたところ、250本ものラインが溜まっているのを発見!

スマホからちょっと距離を置くことさえなかなか容易なことではありません。


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